岡山大学医学部 2015年度(平成27年度)受験情報|入試問題の傾向と対策

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2014年度 岡山大学入試問題の傾向と対策

受験データ

▶ 一般入試 
前期
科目
試験時間(二次)
二次
センター
難易度(二次)
形式
英語
120分
400点
200点
標準
記述・選択
数学
120分
400点
200点
標準
記述
国語
200点
物理
2科目120分
400点
200点
標準
記述
化学
標準
記述・選択
生物
やや難
記述
地公
100点
面接
小論文
合計
1200点
900点

 

後期
科目
試験時間(二次)
二次
センター
難易度
形式
英語
200点
数学
200点
国語
200点
物理
200点
化学
生物
地公
100点
面接
400点
小論文
400点
合計
800点
900点

 

 

▶ 面接
前期
時間
形式
10分
個人面接(1対3)
 
後期
時間
形式
20分
個人面接(1対3)

 

 

▶ 合格最低点 
前期
2012年度
2011年度
2010年度
1730(2100)
1675.2(2100)
1663.4(2100)
 
後期
2012年度
2011年度
2010年度
1420.6(1700)
1375.8(1700)
1425(1700)

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傾向と対策~科目別~

 

英語

▶︎語彙レベルも標準的であり、読みやすい長文。設問は説明問題が中心であるので、解答の作り方をしっかりと訓練しておく。医学科志望の場合は差がつきにくい問題であるため、一問も落とさないようにしたい。

解答方式 時間 大問数 難易度
記述式 120分 4問 標準

 

■設問別分析

大問 区分 内容 難易度
1 長文読解 バイリンガルの利点について書かれた長文。

説明問題が2題、日本語による要約問題が1題出題された。

標準
2 長文読解 コーヒーを「保留」することについて書かれた2つのブログの記事を読み設問に答える。

説明問題、論じられている問題点を3つ答える。

標準
3 英作文 「年を重ねると、月日の流れがどんどん速くなる」といったそのまま考えると難しい英作文が出題される。 標準
4 英作文 英語のジョークを英語で説明する問題(2行)と、子供にお金を与えることに関する自由英作文(8行)。 標準

 

 

数学

▶ 証明問題の対策を

証明問題が必出であるため、教科書レベルの証明問題はパターンをおさえ、正確に理解しておきたい。やや難しい問題も含まれるが、大問4題とも誘導形式であるため、まったく手が出ないということはない。出題者の意図を読み取り、誘導を利用しながら解けばかなり解きやすくなる問題が多い。かなりの計算力を必要とする問題も出題されるため、日ごろの演習で計算力を磨いておきたい。

 

 

物理

4題構成のため、全分野からまんべんなく出題される。苦手分野のないようにしたい。問題の難易度は標準的だが、時間に対 して分量が多いので、スピードが要求される。標準~やや難程度の問題をたくさん解いて、オーソドックスな問題をすらすら解けるようにしておくといいだろ う。答えのみを記述する方式のため、計算ミスは許されない。単位チェックなどを日頃から行い、ケアレスミスを見つける訓練をしておこう。

解答方式

大問数

難易度

点数

時間

答えのみ

標準

60分

■設問分析

問題番号

領域

難易度

内容

力学

標準

円錐振り子、慣性力

電磁気

やや易

電磁誘導

熱力学

標準

気体の状態変化

波動

やや難

ドップラー効果

■2014年度 岡山大学医学部 物理 過去問 解説

 

化学

▶ 有機分野は参考書で理解を深める

計算問題は結果のみを記せばよいが、空所補充、論述、反応式の記述などの形式で出題される。標準レベルの問題が多いが、教科書範囲を超えた知識が出題されることもある。参考書を利用して、各単元の理解を深めておきたい。

理論分野は化学平衡、気体の状態方程式、混合気体、溶液の濃度など、化学Ⅱの範囲も含めてまんべんなく出題される。

無機分野は金属イオンや気体の発生が中心となるが、工業的製法が教科書に記載されているものは好んで出題されている。出題は理論分野と組み合わされて出題されることが多い。

有機分野は構造決定の対策をしっかりと行っておかなくてはならない。マルコフニコフ則やザイチェフ則などの教科書範囲を超える法則についても参考書を用いて理解を深めておきたい。

 

 

生物

▶出題範囲に関しては,あまり偏りはみられず,幅広く出題されている。

論述や計算,描図もあり,応用力も必要となっている。

教科書における知識の定着は確実なものとし,なるべく早い時期から過去問に取り組み,苦手分野を把握し,問題集等を用いしっかり学習しておくこと。

 

解答方式 時間120分 問題数 難易度
記述,論述 2科目分 大問4 標準

 

 

 

■設問別分析

 

 大問 内容 難易度

 1

 

代謝

好気呼吸,競争阻害,発酵,電子伝達系

 

 

標準

 

       2

 

遺伝

だ腺染色体,パフについて

 

 

標準

           3

 

神経系

ニューロン,大脳,感覚

 

 

標準

  4

 

生態

生物の相互作用,共生,森林の成長量,オゾン層の減少

標準

 5

 

進化・系統

突然変異・自然選択,工業暗化,ハーディ・ワインベルグの法則

 

 

 

標準

※大問4,5は選択問題

 

 

小論文

医学・医療をテーマにした課題文型、図表読み取り型の小論文がそれぞれ600字で出題される。

 

出題内容

「臓器移植に関する偽装や臓器売買について」

「外来患者の満足度のアンケート結果について」

「公共の場で医師であると名乗り出ることについて」

「こどもの発育におけるテレビの影響について」

「印刷媒体と電子媒体の各情報について」

「女性医師の現状と問題点について」

 

面接

前期 10分 個人面接 1対3

・大学に入ってから何をしたいか

・入学して、医学の勉強以外で一番やりたいこと、身に付けたい能力

・将来何科に進みたいか

・10年後の自分は何をしていると思うか

・医師でなければどんな仕事をしたいか

・ボランティアをしてみないか

・東日本大震災で何を感じたか

・この一年で気になったニュース

・医療関連のニュースで気になったもの

・笑いの医学的効能について

・国民皆保険の良いところ、悪いところ

・介護保険制度の利点、欠点を挙げた自分の意見

・臓器移植法の良くない点

・認知症の身内、または担当患者がガンであると判明したとき、手術を受けるか否かの決定をどのようにするか

・認知症の身内、または担当患者で心臓移植の必要な人がいたら、手術をさせるか

・コミュニケーション能力を向上させる方法

・調査書の内容について

・理想の医師像

 

後期 20分 個人面接 1対3

・医学部志望理由

・なぜ理学部などをめざさなかったのか

・理想の医師像

・医学部を卒業して10年後、具体的にどのような医師になっているか

・医師をめざした一番のきっかけ

・尊敬する人物

・東南海・南海大地震が発生した場合、関西や岡山県の医療はどう対処すべきか、また自分が岡山大学病院に勤務していた場合何をするか

・低侵襲医療とはどのようなものがあるか

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